先輩と甘い恋 ~Sweet☆Love~
*Two Love*

見知らぬ男の子




あれから“あの”男の子の存在は気になったが口には出さなかった。

でも一体誰だったんだろう…?


「…い…おいっ!」


後ろから頭を軽く叩かれる。


『は、はい!』


振り向くと智也が腕組みしながら立っていた。


「さっきから何回も呼んでんだけど…」


『えっうそ…全然気付かなかったー』


本当気付かなかった…。


「お前昨日から可笑しいぞ。何かあったのか?」


智也にしてはめずらしい……

人を心配するなんてあんまりないからなぁ…。


『ううん…何にもないよ?』


「ふーん……」


すると今度はそっぽを向いてしまった。

長年智也の近くにいると分かるがきっと興味がなくなったんだろう…


『そ、そういえば今は何の時間?』


「え?あぁ…もう帰りだけど…」


………え?











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