先輩と甘い恋 ~Sweet☆Love~




『えぇぇっ!!!』


「んだよ……うるせーな…。」


耳を塞ぎながら冷たく放つ。


『だ、だってもう終わったの?』


終わったなら早すぎでしょ…


「ま、今日お前ずーっとボーっとしてたからな…」


でも確かに先程から誰も周りに居ない事に気掛かりだった。


えーでも…今日一日どれだけ早かったんだろう…。


「お前まさか本当に分からなかったのか?皆お前に挨拶して帰ったのに…」


うそー……全然分からなかった…。


『皆に悪い事しちゃった……』


「もうしょうがねぇだろ…てかそろそろ帰るぞ。」


普通にスルーですか!!

なんか言ってくれたって良いのに…。


『あ!そういえば椎榎は!?』


ボーっとしてて忘れてたーー!


「あー…渡辺はさっきこいつボーっとしてるって言ったら“あ…分かった。そっとしておいてあげてー”って言って先帰った。」


それは椎榎の優しさなのか分からないが…まぁ良いか。











< 74 / 99 >

この作品をシェア

pagetop