7つ真珠の首飾り
ゴミを拾いつつ、湾曲した海岸線に沿ってしばらく歩いた。
もう少し行くと有名な大岩がある。何がどう有名なのかというと、大きさがちょうどよくて近所の子供たちの遊び場になっているだけではなく、全体の形がクジラの形になっているのだ。
でも下の方は既に大分浸食されてしまっている。
母が幼い頃には、もっとふっくらした形をしていたそうだ。だから、わたしが大人になる頃には、とてもクジラには見えないような形になってしまっているかもしれないね、と小さい頃言われた。
くじら岩をよけて進んで、小さな岩場の方へと歩き始めた時だった。
岩場を、無数の白いものたちが取り囲んでいた。
ばさばさと朝の浜辺に似合わぬ慌ただしい動きをする白いそれらは、よく見ると、すごい数の海鳥たちだった。
海鳥たちは砂浜の上にある何がしかに群がっているようだった。
おおかた大魚でもあがって、朝飯をとっている最中なのだろうと思いながら、邪魔をしないようこっそりと彼らの方へ近づいて行った。
鳥たちは両のつばさを上下に激しく動かし、大きな、しかし優しい声で鳴いていた。
あと数メートル、というところまで近づいた時に、海鳥たちの白く案外大きなからだの隙間から、ウロコが、きらりと光るのが見えた。
やっぱり、とそう思った時だった。
騒がしかった海鳥たちの鳴き声が、波が引いていくようにするすると止み始めた。
わたしが思わず歩みを止めて驚いていると、今度は海鳥たちはうそのように、いっぺんに空へ向かって飛び立ち始めた。
もう少し行くと有名な大岩がある。何がどう有名なのかというと、大きさがちょうどよくて近所の子供たちの遊び場になっているだけではなく、全体の形がクジラの形になっているのだ。
でも下の方は既に大分浸食されてしまっている。
母が幼い頃には、もっとふっくらした形をしていたそうだ。だから、わたしが大人になる頃には、とてもクジラには見えないような形になってしまっているかもしれないね、と小さい頃言われた。
くじら岩をよけて進んで、小さな岩場の方へと歩き始めた時だった。
岩場を、無数の白いものたちが取り囲んでいた。
ばさばさと朝の浜辺に似合わぬ慌ただしい動きをする白いそれらは、よく見ると、すごい数の海鳥たちだった。
海鳥たちは砂浜の上にある何がしかに群がっているようだった。
おおかた大魚でもあがって、朝飯をとっている最中なのだろうと思いながら、邪魔をしないようこっそりと彼らの方へ近づいて行った。
鳥たちは両のつばさを上下に激しく動かし、大きな、しかし優しい声で鳴いていた。
あと数メートル、というところまで近づいた時に、海鳥たちの白く案外大きなからだの隙間から、ウロコが、きらりと光るのが見えた。
やっぱり、とそう思った時だった。
騒がしかった海鳥たちの鳴き声が、波が引いていくようにするすると止み始めた。
わたしが思わず歩みを止めて驚いていると、今度は海鳥たちはうそのように、いっぺんに空へ向かって飛び立ち始めた。