届かない想い…生きて。


……………


この小さな小部屋には、悠華とアタシの2人だけが残った。


「涼先生はごまかしてるだけでしょ?ねぇ、捺紀…?」


悠華は制服の胸ポケットから、ライターとタバコを取り出した。


タバコに火をつけると、近くにあった机にだらしない格好をしながら座った。



「悠華ってタバコ吸うんだ……。」


「っるさいなーーーーー!!無視しないでよ!アンタ、理解する脳と耳あるの??」


悠華はイライラしながら、アタシにたくさん問いかけてくる。


< 117 / 125 >

この作品をシェア

pagetop