届かない想い…生きて。
「瑠華…っ!いいんだよ…うちは振られたんだから…。うっ…もうっ…いいんだよ…?」
泣きながら私の肩を叩く悠華。
「竹下クン、理由だけ教えて?」
「だって安藤は斉藤といるんだろ?斉藤、お前の近くにいたら睨まれて俺の記憶まで無くなるわー!!」
「なっ…誰がそんな噂を…!!?」
「お前の横にいる安藤だよ!」
「悠華…!?悠華がそんな事するわけないよね…」
悠華は下を向いたまま黙っている。
「ねぇ?悠華っ!嘘だよね?」
「……嘘じゃないよ。うちは大体お前が大嫌いだったんだよ!」
大きな声で叫び、メガネを取る悠華。
大嫌い…?
大親友って言ってたのに?
「ジミっ子の役は疲れたよ。あ、ちなみに大親友も嘘ね。」