届かない想い…生きて。
パスタを食べ終わると、涼は現金ではなくカードで支払った。
す…凄いなぁ…。
涼と世間話をしながら家に向かっていると、近くに大きな屋敷みたいな建物が見えた。
「涼の家って…まさかアレ…!?」
大きな屋敷に指を指すと涼はにっこりっ答えた。
「そうだよ、今は家には誰もいないよ♪」
そうなんだ。
「でもメイドさんとか執事さんとかが…。」
「いるけど、今はみんないないんだよ。」
屋敷に入ると、目の前には大きな肖像画があった。
涼の部屋に入ると、意外とシンプルな部屋だった。