心霊恋愛
ケーキ屋さんに行くことに決定したあたしたちはまだ赤のままの信号を待っていた。





「ここの信号、長いんだよね~」



そう愚痴をこぼす彩菜をなだめながら信号が青に変わるのを待っていた。





♪ピンポン



信号が青になったことを知らせるメロディを耳にして足を進めた。





せっかちなんだよな~;あたし。



お父さんに似たのかな??





そんなことを考えていると数歩後ろを歩く彩菜の叫び声が聞こえた。





「朱里っっーーーーーーー!!!!!!」


 




え?
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