君に聴かせたい
由里Ⅳ
その後、どうやって帰ったのかはっきり覚えてない。


ただ俺自身が現実に向き合った瞬間だった。



それからも部屋に籠もる日が続いたが、今までと違っていた事が1つだけある。





麻梨の死を無駄にしないためにはどうすればいいのか...



そのために俺はどう生きるのか...





ひたすら考えつづけた。







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