黒猫 - 迷子の不良黒猫ちゃん - 【完】
『龍、Go。思いっきり、Go。』
「おぅ。」
―――ギリギリギリギリ…
「イダダダダ!痛い、痛いで龍騎!堪忍してや!」
うわ痛そう。
なんて他人事に思ってると
「………り、ん…。」
尚哉が話しかけてきた。
『なに?』
「…………画鋲。」
画鋲?
いや、そんだけじゃ分かんないし。
「………下駄…箱……。」
画鋲?
下駄箱?
それって
『私の下駄箱の中のこと?』
そう言うと、尚哉はコクンと頷いた。