君のとなり。




「……俺ね、祐斗の友だちなんだ」



急に桜井くんが立ち止まり、真剣な表情になった。



「え?」



わたしも立ち止まり、春太くんを見上げる。



「ずっと祐斗から君のこと聞いてて、さ」



「……そっか」



祐斗の友だちか……



あ、そういえばよく祐斗「シュンがさー!」ってニコニコしながらはなしてたっけ。



あれ「春太」の「春」だったんだ……



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