【短編】君に捧げる『物語』




「塚本から絵本を取ったら、一体何が残るんだ?」




僕のこの言葉に、きょとんとした表情を浮かべる塚本。

こんなハッキリとした表情は初めて見た。

やった。レアだ。





「…それだけ?」

「それだけ」

「………」

「………」



「………ふふっ」



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