3ヵ月
ここから二人だけの空間が流れた。
「はい、プレゼント。」
「えっ、ありがとう!」
くれるなんて思ってなかったから驚きと嬉しさでいっぱいだった。
「 … 」
「 … 」ふたりに沈黙が…。

こんな雰囲気二人の中で初めてだった。嫌な予感がしたので明るくしようと、
「あっ、一ちゃん。」言い出したと同時に、
「あのさ、」“これは聞かなきゃいけない話だ”と思ったけど聞こえないフリをして、さっき貰った一ちゃんからのプレゼント、
部屋でも遊べる小さめのサッカーボールを上に上げたりして遊んでいた。
「あのさ、話があるんだ。」と話し始めた。私はボールで遊び続けた。
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