3ヵ月
友達と喋ってて帰りが遅くなったのと、母が忙しいからイライラしてるのが重なった。
自分の部屋に戻ると親も入ってきて怒鳴り始めた。
「何やってんの?少しは手伝ってよ。」鬼のような顔しながら怒鳴っていた。
「イライラしてるからって当たんないでよ。」無表情で冷たい目線を送る。
「いつまでも遊んでないでよ。」
「遊ぶなって言うのかよ!」
二人の怒りは頂点に達した。そして、わたしをまた殴ろうとした。
その瞬間、前にやられた時の恐怖を体が思い出した。
「また殴るの?」辛くなって涙が出てきた。泣きながら母に訴えた。
「もうやんないでよ。私の気持ちなんか知らないでしょ?今まで言えなかったけど、ずっと我慢してたんだから。」
机に座っていた私は顔を沈め、また泣き続けた。

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