3ヵ月
「舞ちゃんてさ、どう思う?」晴香は友達の絵梨に聞く。私達は同じクラスだ。未来とはクラスが離れてしまった。
「ん~、私は別に嫌いじゃないよ。何考えてるか分かんない時あるけど。」絵梨はバスケットボール部で部活一筋ではっきりした性格だった。
「どうかしたの?」
「聞いてよ。この間さ、純くんと昌樹くんと一緒に帰ってたんだって。ムカつかない?」
「私は別に。何か理由があったんじゃない?」


そう。それは3日前の事。帰り道を一人歩いていた。そしたら後ろから
「舞ちゃん。よっ!」
声のする方に後ろを振り向くと、純と昌樹だった。
「よっ!」
「舞ちゃん、あれから一から連絡あった?」
「一ちゃんから?電話は何回かあったよ。元気にしてるって。純くんと昌樹くんは急に遠くに行ったりしたらダメだかんね。」
「大丈夫だよ。俺らは。なっ?昌樹。」「おう」
「ならいいけど。」
私達は歩きながら話していただけだった。それを絵梨じゃない晴香の友達が言ったらしい。
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