３ヵ月

みんなが私達を見ながらコソコソ話してるのが私の目に映った。
どうせ“あの二人が何で？”とか“似合わない”とか言ってるはずだ。と勝手に思い込んだ。

「みんな、舞ちゃんとも喋っちゃだめだよー」
辰也の声が楽しんでいる。それから私と榊は避けられ始めた。

友達に声掛けても返事はなく、晴香も絵梨までもが罪悪感がありながら私を無視。榊も同じく無視されていたり、靴がなくなっていたこともあった。
私達は前から比べたら接するのが増えた。
靴が無くなったこの日、一緒に学校を帰っていた。
「いつまで続くんだろうね？」
「分かんないな。」
「いいこと考えた。うちらさ、付き合ってるって勘違いされてるじゃん。だからそれに乗らない？ねっ、榊。あっ、でもホントに好きとかじゃないからね。」
「分かってるよ。それもいいかもな。」