御退散
第1絵巻 蝋人形の怪 『灯台鬼』

宣旨

ときは平安時代。この時代には鬼や妖怪といった魑魅魍魎(ちみもうりょう)が至るところに出没していた。

彼らは金品財宝もそうだが、特に若いおなごをサラって行くことが多かった。それは京の都とて同じであった。

ココは京の都。朝廷がある大きな屋敷の一室である。

すだれの向こうにいるのが帝。その前に平伏している若者が源頼光であった。


帝:その方も知っておる通り、京の都は鬼たちに荒らされておる。余が抱える朝廷軍に討伐に向かわせるのだが、鬼たちもかなりの実力で討ち果たすまでには至らぬ・・・。

側近:そこで帝は、最近になって現れた武士に目をつけられたのだ。特にその方の父は初めて武士団を結成したそうてはないか

源頼光:はっ・・・


すだれの近くに控える側近の言葉に源頼光は、平伏したまま答えた。


帝:コレ以上鬼たちをのさぼらせておっては、京の都より若いおなごがいなくなる・・・ババァばかりの・・・そんな老人ホームみたいな京の都なんて耐えられな〜いっ(ガビーン!!)

側近:・・・

そこでじゃ。その方、有能な家臣を連れて鬼たちの大元である「妖鬼一族」を討伐してほしいのじゃ・・・

源頼光:・・・。

側近:頼光。帝は直答をお許しじゃ。

源頼光:はっ!!この頼光っそのような身に余る光栄をいただいたからには、この命に変えてでも「妖鬼一族」を見事討ち果たしてご覧にいれます。

帝:うむ。その意気じゃ、その意気じゃ。


こうして、帝との対談は終わったのであった。対談が終わった頼光は、次に父に報告にいった。
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