御退散
第2絵巻 目玉をおくれ 『目玉しゃぶり』

陸奥国最強の鬼

ココは帝の側室たちが生活を営む屋敷。ココで若い女をサラうことを使命とした灯台鬼を倒した頼光一行は屋敷を後にするところであった。

ココは屋敷の門。


近衛兵:ありがとうございました。蝋人形となったときは、もうダメかと思いました。

検非違使:わたしも助けていただいてありがとうございます。

ツナ:しかし・・・助けられなかった者もいます・・・


渡辺綱が目線を落として言う。頼光一行が屋敷に駆けつけたとき、すでに近衛兵の2、3人は殺されていたのだ。


近衛兵:あなた方が気にされることではありません。我々はいつも死を覚悟して職務に当たっております。もし、我々が生きていたとしても、帝の側室がサラわれたとあっとは生きた心地がしなかったでしょう。それに我々近衛兵にとって、戦いの中で死ねることは名誉なことなのです。

頼光:そういうことだ。近衛兵だけじゃない。いつ、オレたちの仲間が死ぬかもわからんのだ。それに敵の中に灯台鬼のような特殊な力を持ったヤツもいるとなると、オレたちも本腰入れて、旅を続けなくてはな・・・

近衛兵:それでは、お気をつけて。

検非違使:ご武運お祈りします。


近衛兵や検非違使たちの言葉を背に屋敷を後にする頼光一行であった。


金時:しかし、さすがは帝の側室たち。ちらっと見ただけでごわすが、みんなかわいかったなぁ・・・

季武:全くです。連絡先渡しとけばよかった・・・

頼光:一度朝廷の大広間であの側室たちに、もみくちゃにされてみたかった・・・(オイ)

ツナ:・・・
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