御退散
最初の見張りは金時である。

部屋の隅で壁によりかかり、敵の襲撃に備える。

置行灯(室内専用のトウロウのようなもの。縦長の容器の中のろうそくで灯りをともす)の明かりも消され、部屋の中は真っ暗である。

深夜であるため、物音一つなくシンと静まり返っている。

そんな中・・・

ズズズ・・・

ズズ〜・・・

何かをススるような不気味な音がする。

その音は、眠りにつこうとしていた頼光、ツナ、季武の聴覚を刺激した。


頼光:ツナっ!!明かりをつけろっ!!後は、戦闘体勢だっ!!

ツナ:はいっ!!


頼光が枕元の名刀安綱に手をかけるっ!!ツナも枕元の名刀鬼切を手にした上で置行灯のろうそくに火をつけるっ!!季武も飛び起きるっ!!

3人が音が聞こえてくる部屋の隅に目をやる。


金時:ズズ〜(そばをススる)何かあったでごわすか!?


だああぁぁぁ(頼光、ツナ、季武がズッコケる)


ツナ:あなたですかっ!!怪音の正体はっ!!

頼光:あのねぇ・・・そばを食べるのは個人の自由でいいんだけどね。もう少し静かに食べてもらえます!?

季武:早く食べ終われよ。こちとら眠れねぇんだから。

金時:わかりました。ズズズズズ〜・・・食べ終わりました(早っ!!)
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