【キラービー】〜怨霊がさまよう学校で〜


放課後
・一般的に授業が終われば部活が始まる。中学二年生『六十地 美月』は新聞部に所属していた。彼女は部室に向けて歩いた。

長い廊下の窓の外は野球部の声と顧問の怒号が響いていた。


少女はドアの前で止まり、ノブに手をかけてドアを開いた。



六十地 美月
「遅れました、すみません。


美月が部室に入ると五人の男女が椅子に座って待っていた。


眼鏡の少年
「あ…美月先輩、こんにちはです。


堅実そうな少年
「遅かったね、六十地さん。



先に声をかけた少年は年下で内気な性格の『小森 亮』あとから声をかけた人は部長『早川 信太郎』



金髪の少年
「美月が遅れるのは珍しいな…なんかあったのか?

ポニーテールの少女
「うんうん、みーちゃんが遅れるのは何かある証拠。



この二人は同年齢で男が『紫流 彰』女が『勝又 莉奈』クラスは違うが同じ新聞部の仲間だ。


六十地 美月
「うんうん、ただ友達と話が長くなっただけ。

紫流 彰
「まぁ…それなら、いいんだが。


早川 信太郎
「ところで六十地さん、新聞のネタは何か見つけましたか?
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