【キラービー】〜怨霊がさまよう学校で〜


美月は学生鞄から紙を取り出して読み始めた。

六十地 美月
「えーと、夏の大特集として学校の七不思議の1つ『キラービー』について調べて行きたいと思っています。

小森 亮
「『キラービー』ですか…。

早川 信太郎
「確か…この学校で死んだ学生の怨霊たちを纏めて…『キラービー』って呼ばれているね。

紫流 彰
「発想はいいけど…情報はどうやって集めるんだ?この学校にオカルト研究会はないけど。


ガタン、と静かに腕を組んでいた眼鏡の少女が立ち上がった。


眼鏡の少女
「ふわぁぁ…いつの間にか会議が始まってた。

早川 信太郎
「静かだと思っていたら…寝てたのか…愛理さん。


『佐藤 愛理』中学3年生でかなりマイペースで楽観的な性格、副部長。


佐藤 愛理
「大丈夫、大丈夫。話は聞いてたからー。情報を集めるんでしょ?なら直接、私たちが調べればいいじゃない。

早川 信太郎
「…調べる?
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