【キラービー】〜怨霊がさまよう学校で〜


グランドを見つからないように六人は歩いた。

紫流 彰
「下駄箱に着いたな…ご丁寧に鍵もかかってるか。

佐藤 愛理
「私に任せなって。


鍵を差し込み、簡単に開けた。

佐藤 愛理
「さーてさて、侵入成功!!

六十地 美月
「とりあえず部室に行きますか?

早川 信太郎
「そうだね…まずは部室だ。


だが、その時。下駄箱を照らす電球が光った。



莉奈が電気をつけていた。


六十地 美月
「ちょ…!!莉奈!!

素早く紫流が駆け寄り電気の電源をOFFにした。


紫流 彰
「馬鹿!!電気つけたら外の先生にバレるだろ!!

勝又 莉奈
「ふぁわ!!ご…ゴメン。


5秒くらいだが下駄箱は明るくなっていた。


早川 信太郎
「と、とりあえず部室に…ここはマズイ。

佐藤 愛理
「バレてなきゃいいんだけど…。


6人は部室に足を進めた。

















学校管理小屋
51歳の教師、『宗藤 隆』は窓の外をしっかりと見ていた。


宗藤 隆
「…誰だ、生徒か。とにかく誰にしろ捕まえなければ。


懐中電灯と木刀を抱えて宗藤は学校に向かった。
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