【キラービー】〜怨霊がさまよう学校で〜


6人は暗闇に包まれたグランドに足を踏み入れた。


小森 亮
「電気がついてる!?

佐藤 愛理
「違う、違う。あれは学校の横にある先生たちが泊まる小屋。毎日、誰かがいるみたいね。


この小屋は殺人事件のことから学校に侵入を防ぐために出来た。

佐藤 愛理
「まぁ、侵入は簡単だけど。





勝又 莉奈
「ねぇーねぇ、あきっち。手ぶらなの?

紫流 彰
「お前は逆になんで荷物がそんなにあるんだよ…。


莉奈は中身パンパンのナップサックを背負っていた。

勝又 莉奈
「んーと、予備の着替え…お菓子、懐中電灯、化粧道具に………。

紫流 彰
「…もういい。





六十地 美月
「部長、さっき愛理先輩に対して『相変わらず手癖が悪い』って言ってましたけど……。

早川 信太郎
「そういえば君達は知らないか…僕や愛理さんが中1の時に学年で貴重品が盗まれる事件があったんだ。

六十地 愛理
「もしかして…犯人は愛理先輩!?


早川 信太郎
「うん、でも彼女は私利私欲のためでは無いんだ、盗んだ相手は逆に別の人間から盗んだり、恐喝をしてたんだ。


六十地 美月
「愛理先輩はそのために…。

早川 信太郎
「そう、結局は先生たちにバレたけど厳重注意済んだんだ。
< 6 / 22 >

この作品をシェア

pagetop