この甘さが続きますように、
多分、いや絶対3分は放心していたと思う。
「―――な!?」
真っ赤になるどころか、
真っ青になるあたしの頬。
「な、なななっ!」
「やっと、わかった?
ほんと、実乃って馬鹿だよね...くす。
まぁ、そこもすきなんだけどネ?」
........え?
「...う、そ...」
「ほんと。
なんでわかんないかなぁ。
こんだけ態度で表してんのに...」
「――な...ッン」
深い口づけに溺れそうになりながらやっと、貴方の想いに気付く。
「........ッう...そおっ」
「...実乃、」
ぼろぼろと、
後から後から溢れ出す
涙と...遼くんへの、想い。