人間の身体と夢は反比例である。


それからというもの、
小学生の頃は『有』と呼ばれていたが、
今では『有歌ちゃん』だ。

まぁ、近寄りがたいオーラは出しているし。
秀くんの話もしないし。



それから部活も
合唱部ではなく、
一番近寄りがたいと言うか真面目っ子の塊のような吹奏楽部に入った。


自分のしたいようにした。
金井くんの話は出来るのであればしたかった。
しかし、あたしはまだ
隠していた。
隠し続けていた。
< 22 / 57 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop