私の過去〜秘密・過ち・幸せ
いよいよ、今日が初日。
何時もと同じようにガングロメイクで髪を巻いてミニスカートのスーツで出勤した。
「おはようございます。」
開店30分前なのにもかかわらず、もう既に女の子は出勤しており皆電話片手に何かしていた。ママはまだいないみたいで、私の声に振り向いてくれたのは、チーママ一人だった。柔らかい物腰で答えてくれた。チーママは私を見るや否や、事務所に連れて行きこれに着替えて。と一枚のロングドレスを出してくれた。
やはり、この格好では店で浮いてしまうのかなと思い言われるがままにドレスに着替えた。初めて着たドレスは新鮮でったが、何か恥ずかしいような気もした。そうこうしてるうちに、お店も開店の時間になった。開店早々、スーツをビシッと着た団体が入ってきた。
「いらっしゃいませ」とチーママが入り口へ向かった。他の女の子はお酒を準備したりオシボリを用意したりと、テキパキと動いていたが私は何をしていいのかも分からずに、ボーと見ていることしか出来なかった。
< 4 / 4 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop