貴方の腕の中で願うこと



……今日出会ったばかりなのに
どうしてこんなに良くしてくれるんだろう。

でも、嬉しい。
その気持ちが強くて

「迷惑かけると思いますが、よろしくお願いします!!」

気づいたらそう返事していた。


彼はニッコリ笑って

「俺は、皆瀬蓮(ミナセ レン)。
君は??」

「宮本朱音(ミヤモト アカネ)です。」

「朱音ちゃんね。
じゃあこれから、よろしくね。」

「はい!」



――こうして、私の新たな生活が始まった。



< 17 / 24 >

この作品をシェア

pagetop