with 2人の居候

「私たち親友でしょ？話してみなよ？」




「うん････」





いつもより優しい、すずの言葉に涙が出そうになった。



歯を強く噛んで、それを堪えると私はすずにしか聞こえない声で話した。





「この前ね、1人の男の人に抱きしめられたとき、拒んじゃったの。


でもね、そのもう1人の男の人にされたときは嫌じゃなかったの。



拒んじゃったほうは、なんか、緊張しちゃって･･････。


もう1人のほうはね、安心したんだ･･････。」





名前を出さないようにしたら意味が分からない文になってしまった･･････。



これですずは分かったのだろうか？






「安心、か～」




「うん？」





「2人目のほうは触られても大丈夫だったわけでしょ？」





「うん、大丈夫だった･･････」





「男嫌い治ったんじゃないの？」