さよなら。愛しき人

都会への引っ越し


その次の朝、起きたら、目が腫れていた。



「おはよう、恵理香。早く準備して。」


「うん…」


「どうしたの!?その目!!」



さすがに、泣いた、とは言えないな。


お母さんは、引っ越しの事気にしてるから。



「大丈夫、昨日、ケータイ小説読んで泣いちゃって…^^」


「…そう。なら、よかったわ。」



上手くごまかせたみたい。
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