《実話》道〜私がつけた足跡〜
一番家族の温もりや暖かさを感じたい時、一番求めている時に、一番必要としてはいけない存在。

求めてはいけない存在…

それが…家族。

子供だけど、何も感じないわけじゃない。

子供だから素直に人を思いやる事が出来る。

一人が口にすれば、みんなが口にする。

そして、それは涙となって溢れだす。

わかっているから誰も口にはしない。

暗黙のルール…

一番必要としている存在を掻き消す事。

それは誰かに教えこまれたわけでもないのに、忠実にそれを守る。

幼いながらに周りを思いやる心があった。
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