《実話》道〜私がつけた足跡〜
『幼児の館』に戻った夢咲を待っていたのは小さな引っ越し。

名の通り『幼児の館』は幼稚園卒園までと決められている。

小学生になる夢咲がおれる場所ではない。

『幼児の館』から『学童の館』へと移動となる。

『学童の館』は小学生・中学生の幅広い年代が寝起きを共にする。

子供が二百人近くいる施設で、『学童の館』には1〜15まで数字のついた部屋があり、夢咲の次の場所は『2』となった。

小学一年から中学三年の男女十数人が共に過ごす。

普通の家みたいに大きな居間があって三つの寝室がある。

4LDKの家。

最後の一つの部屋は、その『家』担当の先生が使う部屋。

夢咲の心は嬉しさ半分、不安半分と、複雑に交じり合っている。
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