《実話》道〜私がつけた足跡〜
後ろを振り返ることをしないでそのまま奥へ足を進める。

玄関を入って正面に大きな部屋がある。

そして、右と左にも二つづつの部屋。

右が女子の部屋で、左が男子の部屋。

「夢咲ちゃんのベッドはここね。」

そう言って布団が綺麗に畳んであるベッドを指差し、優しい笑顔を見せる。

二段ベッドが四つ、きゅうきゅうに詰まった部屋に案内された。

入り口近くの下の段が夢咲のこれから寝るところ。

いろんな思いが夢咲の中を駆け回る。

「夢咲ちゃん、次はこっちきて。」

手招きしながら優しく話す先生に、夢咲の顔からも笑顔が零れる。

「ここが夢咲ちゃんの勉強机。」
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