gently〜時間をおいかけて〜
相当、ラブラブなんだな。

そう思いながら、あたしはその光景から目をそらした。

カップルにも、イルミネーションのキラキラにも、あたしは目に映る光景を全てそらした。

あたしは、人から見たらどんな女に見えるのだろうか?

クリスマスなのに1人ぼっちの寂しい女?

クリスマスに男に別れを告げたバカな女?

どのみち、あたしは人の目にどう映っているのかだろうか?

どう言う人物として、周りの視界に入っているのだろうか?

「――航…」

あたし、航がいないからすごく寂しいよ?

1人ぼっちだから、すごく寂しいよ?

戻ってきてよ…。

「――もう、1人はヤなの…」
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