続・女好き彼氏



「入れてください!!聖斗様!!」


あたしは正座するように座り地面に頭を擦り付けるような感じで聖斗に土下座して見せた。



周りからの視線はとてつもなく痛いがあたしよりも土下座させてる聖斗の方が痛いであろう!?



あたしは少し頭を上げて聖斗を見上げてみる。



さっきまであたしの目の前に立っていたのは勝ち誇った表情の聖斗君。


でも今は…


土下座しているあたしにドン引きした、という表情と周りからの視線にたえられない、というなんとも分からない表情をした聖斗君。



へへへ…いいきみだぜ、聖斗。



あたしだって苦しいけどあんたの方が二倍、いやいや…十倍は苦しいはずよ!!!!



あたしは心の中では嘲笑いながら土下座したまま可哀想な女の子を演じ始める。








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