今日も地球の上では☆1
すぐに唇は離したけど、顔は10cm位の至近距離で、ミューを見つめた。

ミューは瞬きもしないで、固まっている。



「ミューがちゃんと返事してくれないからだぞ? 今から、ミューは俺の久し振りの休日を一緒に過ごす『彼女さん』な? いいか、分かったか?」



「私?」

ミューがゆっくり瞬きをしながら、やっと小さく言った。



「ん?」

「私が流くんの『彼女さん』で、いいの?」

「ミューがいいんだ……って言うか、ミューじゃなきゃダメ?」



俺の言葉でミューは、やっと実感してきたのか、今まで見た事が無いハニカむような笑みを浮かべた。

それから、自分の唇にそっと触れた。



「私のファーストキス、流くんとしちゃった……えへへ、嬉しいなぁ」



あっ、そう言えば、『伝説のプリンセス』って、熱愛報道された事が無いんだった!

まさかファーストキスだとは思ってなかったけど……あれっ、やばい、なんかめっちゃ嬉しいかも?


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