Clover


その日の夜、私はあるお願いをするためにお母さんの帰りをリビングで待っていた。



「ただいま・・・・・・・あら!愛海がこんな時間にリビングにいるなんて珍しいわね!何かあったの?」



お母さんは、いつも一緒にいれないからか、悩み事や相談があると何だって話を聞いてくれる。



「その前に、その痣どうしたの?」


最近会ってなかったからか、顔の痣を見てビックリしていた。



「もしかして、誰かにいじめられてるの!?それならお母さんが」

そんな、焦っているお母さんを落ち着かせて、イスに座ってもらった。





『実はこの痣はね、今付き合ってる彼氏の暴力でできた痣なの。』

「・・・・・・」
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