Clover



そう言うとお母さんはしばらく黙りこんだ。



『おねがい!和樹君のこと本当に大好きなの!一緒にいて、安心させたいの!』




するとさっきまで黙りこんでいたお母さんが軽く微笑んだ。




「愛海、大人になったわね。昔は自分の考えてることなんて素直に言えなかったのに。」





「7月の終わりまででいいわね?」

ダメ元で頼んでたから、許してもらえるとは思ってなくて、嬉しかった。
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