‡いとしきみ‡
「話がね、あるんだ…」
 
 
おずおずと、キナちゃんは話し出した。
 
バイトを辞めた俺が、ここで話してていいのだろうかと思い、
 
 
「外で話そうか」
 
 
と持ち掛けた。
キナちゃんは、ただ頷くだけで俺は、休憩室を後にした。
 
 
後ろを振り返ると、少し離れて着いてくるキナちゃんが見えた。
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