俺様狼と子猫少女の秘密の時間①

いきなり…なに言い出すんですかこの人。

しかもなんでバレてんすか。

母親? 母親パワー?


「帰ってくるなりあんだけニコニコしてればバレバレだけどまあ母親パワーってことにしとくわ」


……あれま。

あたしってそんなに分かりやすい?


差し出されたお茶をちびちび飲みながら、うっとうしい那智兄はほっぽってママとお喋り。

久しぶりだなぁ…。


「……ってあれ?」


「ん?」


待ってよ…今日は平日。そして今はお昼時。

なんで那智兄も由那もいるの?

大学は? 幼稚園は?


疑問がまた顔に出てたらしい。

ママが答えてくれた。


「二人とも行かなかったのよ。悠由が心配だって」


なにを…言ってらっしゃるお二人。

どれだけ重症だと思ってるの?

由那はともかく那智兄まで……。


「ねー。那智ったらほんと兄バカよね。……で?」


「は?」


「だからー。あ、もしかして彼氏と約束でもした?」


「は!?」


「はあ!?!?」


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