俺様狼と子猫少女の秘密の時間①

「先輩……もっとがいい」


「そんなこと言って、知らねーぞ?」


妖艶に口角を上げ、あたしの唇を指で撫でる。


「んっ……!」


今度は荒々しく唇を重ね、あたしの舌を絡めとる。


気が付けば、あたしの背中はソファについていた。

なんかもう……どうでもいいや…。

先輩のキスに酔いしれてしまっている。




「あっ……先輩…」


「ダメ。手ェ邪魔」




…ここから先は、先輩とあたしの秘密の時間。

覗いちゃ……ダメだよ?




「先輩大好き……」


「…覚悟しろよ?」





最悪の出会いは――


いつしか、最高の出会いに。






END*



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