幼い君〜レジスタンス凜Side〜
「…友達……いっぱい出来たか?」
「…ん……」
真剣に聞いている俺に対して、どうでも良さそうに返事を繰り返す。
ちゃんと返事になっているのかもかもわからない。
俺はレオの頭を撫でると、少しだけ笑みを浮かべた。
もしも俺がもう少し大人だったら…
ちゃんと自分の力で兄弟達を養っていける経済力があったら…
両親が死ななかったら…
レオは・・・・・。
バカバカしい。
"もしも"なんて言葉はただの言い訳だ。
俺は今、俺に出来る事をすればいい。