どこかのカフェであいましょう
「対戦してる場合じゃないよ、全く!」
どうやら陽太君の暴走を止めてくれたのは、先程乱暴に部屋に入ってきた方らしい。
名前は、存じ上げません。
はい、わかりません。
とか、思ってるとあたしの存在に気付いた彼と目が合った。
「ああ、起きてたんだ」
「ど、どうも。お世話になっております」
「こいつがさっきから悪かったね。」
いえいえ、むしろ暴走を止めていただいてありがとうございます。
と、心の中でお礼を言っておいた。
「俺、西田 優瑛 ( にしだ ゆうえい )ね。」
「あたしの名前は、存じてらっしゃいますかね」
「彼方、でしょ?宜しく。
優瑛なんて長いし言いにくいと思うから、優とかでいいよ」
身長はあたしと変わらないくらいで、小柄の細身
ポンって押したら倒れちゃいそう。
それに、ちょっと女の子っぽい顔してる
「んー、なら優ちゃん‥‥‥とか?」
そう言った
あたしの顔を見る優ちゃんの目は怖かった、