どこかのカフェであいましょう


「対戦してる場合じゃないよ、全く!」

どうやら陽太君の暴走を止めてくれたのは、先程乱暴に部屋に入ってきた方らしい。

名前は、存じ上げません。
はい、わかりません。

とか、思ってるとあたしの存在に気付いた彼と目が合った。


「ああ、起きてたんだ」


「ど、どうも。お世話になっております」


「こいつがさっきから悪かったね。」


いえいえ、むしろ暴走を止めていただいてありがとうございます。

と、心の中でお礼を言っておいた。


「俺、西田 優瑛 ( にしだ ゆうえい )ね。」


「あたしの名前は、存じてらっしゃいますかね」


「彼方、でしょ?宜しく。
優瑛なんて長いし言いにくいと思うから、優とかでいいよ」

身長はあたしと変わらないくらいで、小柄の細身
ポンって押したら倒れちゃいそう。

それに、ちょっと女の子っぽい顔してる


「んー、なら優ちゃん‥‥‥とか?」


そう言った
あたしの顔を見る優ちゃんの目は怖かった、



< 28 / 60 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop