シルバーウルフ -Is this love?-
俺は襟を持っていた右手を一旦、離した。



ゴツい蛇頭の顔面に拳を思いきり5発を連発で喰らわせた。



KO寸前のボクサーみたいにフラフラするゴツい蛇頭。



その襟を掴み直した。



俺は背負い投げを喰らわせた。


分厚い身体を濡れた地べたに叩きつけた。



瞬間にリボルバーを抜いた。



「汚ねぇぞ!!」

ゴツい蛇頭が床から叫んだ。



「お前と柔道を楽しむために来たワケじゃねぇよ。 田村でも、谷でも、ママでも“金”だ。」

俺はリボルバーを弾いた。

ゴツい蛇頭の脳天を撃ち抜いた。


…………そして瞬間


俺……、しゃがむ。地べたで左に身体を回転させた。




銃口を俺に定められないダンゴ鼻。


明後日の方向に拳銃を向けている。



俺は回転しながらリボルバーを弾いた。




心の臓を撃ち抜いた。


寸分の狂いもなかった。


ダンゴ鼻は発作性(ほっさせい)みたいに倒れた。







俺は床に腰を下ろし、自分の鼻っ柱を触ってみた……。


鼻血は止まっていた。


折れていたのも治っていた。




俺は妙に安堵した。




消火栓ホースは床で龍みたいに暴れていた。








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