シルバーウルフ -Is this love?-
「裕慈……、分かった。損害金の件は明日、俺が神父に話す。」

裕太はひどく落ち込んだ声で言った。そのまま、デスクの上にあるA4用紙の資料を取り出した。



そいつを俺に手渡した。いつもの仕事の資料のようだった。



「その代わり、ストライキの前にこの仕事は受けろ。裕慈……、俺は“神父が怒っている”それはお前にちゃんと教えたからな。」

また、意味深(いみしん)な言葉。ほとほと飽々(あきあき)する俺。




「仕事の予定は明日の夜だ。俺は昼に神父に会いに行く。神父との話の結果次第で、その仕事は中止になる可能性がある。資料はきちんと読んでおけ。」



「プンプンとお前らのタクラミが匂うな。」

俺は資料を眺めながら言った。そういえば嘲笑は忘れていた。










< 174 / 232 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop