先生、大好き！そしてありがとう！‐ミサンガに願いをかけて‐

「ショックなことがあって…」

「何があったん？」

私は療育手帳のことを話した。

「俺からしたら岡田さん普通だと思うけどな…」

「ありがとうございます」

「あんま気にしなんなよ」

「はい！」

それから部室に行って卓球をした。

部活をしているときは考えなくてすんだけど家に帰るとまた考えてしまう。

「沙希元気なくない？」

お母さんが私の異変に気付いた。

「療育手帳のことが気になって…」

「就職支援センターの人に電話してみるね」