想い

思い出③…家…

初めて男の子のお家に行ったんだよ?
女の子のお家ですら行かないから…
とってもドキドキしたよ。
でもね、外だといつも遠慮しちゃうけどお家でならいっぱぃあまえれるなぁーって楽しみだった。


あなたのお家はちょっと遠くて、普段乗らないバスに一人で初めて乗った。
整理券を取り忘れたのは仕方ないよね?(笑)


バス停まで迎えにきてくれたあなた。
私はドキドキでうまくしゃべれなかったよ。
お家までの道のりがとってもながく感じられた。


いざお家についたら、普段以上にいっぱぃ甘えたね!
何をするにも人目を気にしなくていいのはとても気楽で、ずっとこんなふうにしていたいなって思ったんだ。

昼食は…
あなたの手作り料理(笑)
普通反対だって?
だって…あんまり料理しないんだもん。
ちゃんとちゃんと今度は作れるようにがんばるもん!
あなたはそんな私でも好きだって言ってくれた。
で…………


そしたら、ちょっと事件が起きたんだ(笑)
事件ってか予想外の出来事が。
あなたのお父さん、お母さんが次々に帰ってきて…
あなた曰く昼にみんな揃うことは年に数回しかないんだってね?
意識しないまでも、大大大公開しちゃった。


私はいいけど…
あなたはちょっと焦ったんじゃないかな?
いつの間にか、私はあなたのお家で公認されちゃった。


私ね、うれしいんだぁ。
認めてもらえて…
あなたとずっといていいんだよって気がして。
私は何が確かなものが欲しかったんだ…
あなたと繋がってていいんだって証拠。


まあ、そんなこんなであなたのお家ですごす一日がおわって…
ばいばいってするとき、やっぱり寂しいね!
いつもより、より寂しかった…


そんな私にあなたはまたおいでって言ってくれたんだ。
私の心はドキドキが止まらなくなった。
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