鳳龍~伝説の少女~
仁「はぁ・・・仁だ」






千「仁?何でここに?」






仁「お前が急に走りだすから必死で追いかけて来た。てか、お前速い過ぎ」






千「ごめん・・・」






仁「なんに対して謝ってんだ?」






千「色んな事に対して・・・」






謝りたい事はたくさんある。






光輝とキスしてしまった事、突然逃げてしまった事、傷つけてしまった事など・・・。






すべてに対しての謝罪のつもりだった。






あたしの目の前にいる大きな黒い影がだんだんと近付いて来る。






ほのかに香るシトラスの香りに優しく包まれた。






仁「さっきはすまねぇー。よく考えりゃ俺の勝手な嫉妬だった。俺等まだ付き合ってもいねぇーのに勝手な事言ってわりぃ・・・」
< 107 / 266 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop