鳳龍～伝説の少女～

仁「まだ、翔の事好きなら俺に好きとか言ってんじゃねぇーよ！」







千「ごめん・・・」






仁「ふっ、所詮お前も俺を裏切った女と一緒だったんだな」







千「あたしだって分かんないよ・・・翔がいなくなってまだ１年しか経ってないのもう次の恋するなんて」






仁「だったらもっと確認してから告れよ」






千「あたしは、仁の事好きだよ・・・けど、毎日翔が夢の中に出てくるの」






仁「それってまだあいつが好きだからなんじゃねぇーの？」






千「あたしもう、分かんない・・・もういい。電話切るね」






仁「あ”っ？待て、千紘！」






虚しく聞こえてくるのは機械音だけで、微かに聞こえた最後の千紘の声はか細くて消え入りそんなくらい震えていた。






あんな事言って千紘の事傷つけてるって分かってるけど、俺だってどうしたらいいのか分かんねぇーよ・・・