9666*1
キーンコーンカーンコーン


「あ、授業始まるよ。」

チャイムが鳴った時にはもうすでに由紀の涙は止まっていた。

「ホントだ。先生まだかな~?」

「だよな。ははっ。この教室の汚さ、どう反応するのかなww」

弘樹・・・由紀・・・そういう事かww


ガラガラガラ


「みんな、おはよう。」

「あ、先生、おはよー」

先生が前に立って、教室を見ながら沈黙が続いた。

「なんだ、この教室の汚さは!今日は誰かの誕生日か?」

「お、先生ズバリ言ったじゃん。」

「先生すげー」

「こんな反応するんだ・・・へぇー」おい・・・弘樹、そこかwww

「先生、誰の誕生日でしょうかゲームしよ?」

「はいはい。分かった。ただし、俺が当たったら、今日の宿題はいつもの倍だ。」

「よっしゃー!けど、先生が当たらなかったら今日の授業はなしで、フリータイム。」

「チャンスは何回?」

「ん~。1回じゃ先生がかわいそうだから、3回にしてあげる。」

弘樹・・・(^^;
そんなにフリータイムがほしいの?ww

「余計なお世話だww」

「じゃあ30秒以内に当ててみて。3回だけだよ。」

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