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「俺の話と違うんだけど。俺の話では、美咲が直樹と映画を見に行きたいらしくって、自分から言うのが恥ずかしいから私に頼んできたの。で、放課後、学校の前で待ってるって。って由紀に言われた。」

「ちょ・・・なにそれ~!私そんなの聞いてない~!!!」

「ま、いっか。せっかく手に入った映画のチケットなんだからさ、行こうぜ。」

「え・・・」

「だってさ、映画、今日だろ?」

「ぁ、うん・・・」

「だから、もったいないじゃん。俺と行きたくないか?」

「行きたくない・・・ってわけじゃ・・・ないけど」

「んじゃあ行くぞ。」すると、急に腕を引っ張られた。

「ぇ・・・ぁ、う・・ぅん。」
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