惚れたのはナルシスト

「お姉さん、今、オレに惚れたでしょ」

「･･････は?」

「ｸｽｯ･･･お姉さん、分かりやすいねー♪
お名前はなんですかー?おいくつですかー??」


な、なに!?

この人なに!!?


「あ、吃驚しすぎて声も出ない?」

「や、あの･･･」

「お姉さん可愛いねー?
彼女は無理だけど、お友達からどう?」

「あ、あの!!」

「んー?お友達じゃ不服ー?」

もしかしてこの男･･･

「あ、アタシの名前知りたいなら、
先に名乗ってくださいっ!!
それから･･･、ほっ、惚れてませんからぁっ!!!!!」

とんでもないナルシストなのでは?